こんなこと信じていては絶対にあなたは自分の望む結果を手に入れることは不可能です。

１つ目のウソ
腰痛予防に腹筋、背筋をする

患者さんとの会話でもよく話題になるのですが、
「腰痛＝腹筋を鍛える」というのはウソです！！
まして腰が痛いのに腹筋や背筋運動なんて、出来るはずがありません。
痛みを我慢して腹筋や背筋運動をすればするほど腰痛がひどくなります。

２つ目のウソ
ぎっくり腰はくせになる
ぎっくり腰になった人が間違いなく言う言葉です。
あなたも、言ったり聞いたりしたことはありませんか？

わたしたちは、日常生活で同じ動きばかりしていることが多いので、身体の同じところばかりに負担がかかりがちです。その負担がかかっている部分のケアが出来ていないと、身体が耐え切れずに痛みが出てきます。

３つ目のウソ
腰痛体操をする
腰痛体操はあくまで腰痛にならないようにするのが目的です。
一般的に痛みをとるといわれている体操も関節の機能障害（異常）はとれません。
異常に緊張した筋肉を一時的に動かしてゆるめるだけですから、またすぐ痛みは出ます。

痛みがある時と言うのは、身体からのキケンを知らせるメッセージです。
それを無視したり、痛みを感じながらも無理に動かしたり、「痛いのは運動不足が原因だ！」と思い、普段しない運動をしても余計悪くなります。

 

まとめ―筋肉の衰えが痛みの原因？―

筋肉が衰えたことが痛みの直接の原因になることはありません。

筋肉があまり無い人でも無理をせず疲れなければ十分体重を支えられます。

このため関節に異常な負担がかかることがないので、

関節は機能障害を起こさないので痛みは出ません。

いくら鍛えて筋肉をつけても疲れるほどスポーツをすると、

疲れた筋肉では体重を支えきれなくなり、骨盤に関節機能障害を起こして痛みがでます。

ただし、筋肉を鍛えて筋力をつけるメリットは一つだけあります。

それは筋力がない人に比べて筋力が疲れるまでに時間がかかることです。

つまり、筋力がない人が１０分で疲れるところが、

３０分かかって初めて疲れるということで長持ちはします。

体操や運動の効果を信じて無理して頑張りすぎることよってかえって腰や身体の痛みを悪化

させてしまうケースがあることです。

もし筋力強化の体操や運動ストレッチを行うなら関節機能障害が改善し、

痛みがすっきりとれた後でやって下さい。

それも市販の健康書をうのみせず自分の体質に合わせてやって下さい。